板金施工の現場
先日は板金施工の現場に行って参りました。
マンションや病院ほどの規模ではありませんが店舗の工事にしては大きめの現場です。
特徴的なのは、石膏ボードは外壁工事を終えた跡に内側から貼るものとばかり思っていましたが、
こうした店舗工事では組んだ鉄骨に外側から直接ボードを打ち、結果それが壁のような用途を果たすようです。
12.5mmのボードと9.5mmのボードの二枚を鉄骨に貼るため、タイヨウのドリルラッパ32が多く使用されていました。
とは言え石膏ボードは水や湿気に弱いので、外側に白い防水シートを貼ります。
貼り付け方は写真のようにハンマータッカーで叩きながらステープルを打ち付けます。
そして次に、外側に板金施工です。写真のスパンドレルという段付きの金属化粧板を打ちます。
使うのはユニクロのシンワッシャー4×45。外壁なのにステンレスでなくて良いのか?と思いますが、
このスパンドレルの形状によりパネルのように繋ぎ合わせることでビスを打ったところがうまく内側に隠れます。
外から見るとビスを打った跡も見えませんし、露出していないので腐食を気にすることもないのでユニクロで良いのです。
一方、屋根を止めるものはステンレスやキャップ付きのビスが使われていました。
これが板金を留めている様子。持っているのはインパクトドライバです。
正式にはドリルにはテクスドライバーを使いますが、皆さんインパクトで対応されていました。
ビスの間隔は500mmぐらいでしょうか。石膏ボードに軽天ビスを打つ幅が200~300mmなのでずいぶん広く感じました。
板金の施工現場を見るのは初めてでしたが、街を見ると割といろんなところで同様の施工を見かけます。
たとえばコンビニエンスストアや携帯電話ショップ、また仮設住宅もそうですね。
ビスが外に露出するものはやはりステンレスであったり強力な表面処理があるものばかりです。
今回の見学を経て、ぜひ異業種向けのネジ開発にも取り組みたいと思いました。